赤面恐怖症とは

大勢の方の前や人混みに緊張してしまう方は案外多いはず。しかし、それは決して異常ではありません。ただ、その緊張の度が過ぎ、社会生活に支障をきたすようならば、対処が必要です。その症状の中に、社交不安障害(SAD)の1つであり、緊張症やあがり症と多くの共通点をもつ「赤面恐怖症」があります。

赤面恐怖症と不登校

内閣府「子ども・若者白書」から分かること

社交不安障害の子供

内閣府「子ども・若者白書」(平成25年度版)によれば、小学生から高校生までの不登校きっかけ第2位が「不安など情緒的状況」です。その内実は今後の詳しい調査に期待しますが、中には少なからず「社交不安障害(SAD)」の症状を抱える児童が存在することを伺わせます。
「社交不安障害(SAD)」の中でも「人前で顔が赤くなる」「顔が赤くなるのではないかという不安になる」症状は「赤面恐怖症」と呼ばれます。
赤面恐怖症の方は、ストレスに敏感とも。そのため、放置しても根本的な解決にならず、かえって悪化することも懸念されるでしょう。

赤面恐怖症のケース

適切な診察を受けていない人が半数以上

赤面恐怖症をはじめ、あがり症や緊張症の方には「大勢の前で失敗してしまった」「笑われた」などの体験が過去にある場合も。これは大人の方でも辛いですが、子どもであれば大きな心の傷となることもあり得るはず。不登校にも繋がりかねない、その具体的症状を確認しましょう。

赤面恐怖症の症状ケース

  • 顔がほてる、ほてるように感じられる
  • 緊張による赤面が悟られないか不安になる
  • 赤面の恐怖から社会生活や行動が制限される
  • 意識するほどに症状が激しくなる
  • ごくプライベートな付き合いでは症状が起きにくい
  • 異性や目上の人に対して比較的症状が出やすいとも など

なお、アステラス製薬の調査によれば、赤面恐怖など「社会不安障害(SAD)」で身体症状が出ているにも関わらず、なんと74.4%が受診していないという結果に。つまり、多くの方が苦しさを抱えたまま日々を過ごしているのです。

赤面恐怖症を解決するには

適切な治療で軽減は充分に可能です

適切な治療を受ければ1年ほど、重い症状でも2〜3年で改善・軽減を目指すことができます。1人で悶々と抱え込むことは、悪化の危険性があるだけでなく、様々な機会を逃すなど、人生の損失ともなり得るのです。さて、それでは赤面恐怖症の治療法について具体的に見て行きましょう。

赤面恐怖症の治療

  1. 療機関・専門機関での心理療法
  2. ボックス(抗うつ剤)やワイパックス(安定剤)、漢方などの薬物療法
  3. 朝、太陽の光を浴びる

3つめの「太陽の光を浴びる」ことは「セロトニン」(心のバランスを整える神経伝達物質)の増加を促します。これは赤面恐怖症ほか、視線恐怖症やあがり症など、社交不安障害(SAD)全般に効果的なようです。
また、忙しすぎる方は、休息やリラックスを増やし、ストレスを軽減することも大変有効。この他、「あるがまま」を受け入れるメンタル・生活療法「森田療法」が治療で活用されるケースもあるようです。



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