不登校と引きこもり

不登校は年間30日以上の欠席状態を指します。(病気などを除く)一方、引きこもりは、あらゆる社会生活(学校、塾、アルバイト、交友など)に参加せず6ヶ月以上家にとどまっている状態です。
就学中に引きこもれば、必然的に不登校へ。また、不登校が高じて引きこもりになることもたやすくご想像頂けるでしょう。このように、子供の不登校と引きこもりには、深い関係があります。

引きこもりの実態を知ろう

高齢化も懸念される引きこもり

不登校と引きこもり

現在、15〜39歳までの引きこもり総推計人数は69.6万人。このうち「自分の趣味に関する用事のときだけは外出する」という「準引きこもり」の場合を除いた「狭義の引きこもり」は23.6万人に及びます。
「狭義の引きこもり」は「自室・あるいは家から出ない」「近所のコンビニなど以外は行かない」という状態の方が対象。近年、引きこもりの長期化と高齢化(40歳以上)が社会問題となっていることは皆さんもご存じのことでしょう。引きこもりはニート化する可能性の他、年単位に渡って長期化した場合、うつ病、暴力、自殺など重大な精神症状の温床となることも少なくありません。
(引きこもり人数は、内閣府「子ども若者白書」平成25年全体版を参照))

不登校と引きこもりの関連性

引きこもりの10%以上は不登校がきっかけ

引きこもりの関連性

内閣府の発表を見ますと、現在引きこもり状態にある方(狭義の引きこもり、および準引きこもりの方)は「過去に不登校を経験した割合が一般の方よりも高い」ということが分かります。
そして、現在引きこもりの方の約12%が「自分は小中高の不登校がきっかけになった」と回答しているのです。
これは「不登校に対して適切な対応を取らない場合、10人に1人以上は引きこもりに突入する」という可能性を示唆しています。引きこもりの全てのケースが「保護者や先生が辛抱強く待っていれば、いつか自然に解決する」わけではないのです。
(内閣府発表の「若者の意識に関する調査(引きこもりに関する実態調査)報告書:2010」より)

不登校児を引きこもりにさせないために

「適切に待つこと」と「放っておくこと」は違います

不登校から引きこもりへの道

不登校に対してはよく「本人が納得するまで放って置いて待つ」ことが有効だと言われてきました。しかし、それもケース・バイ・ケース。原因によっては問題の悪化を招く可能性もあるのです。
例えば、鬱病や統合失調症、あるいは器質的な要因のケースもあるため「ただ待てば必ず快方へ向かう」と言うことはありません。そして当然、考え得るあらゆる要因をご両親だけで診断することなど不可能と言えます。
家庭内で素人判断をせず、早期に専門家やカウンセラーに相談することがやはり大切です。確かに、不登校を100%防ぐことは、難しいかも知れません。しかし、不登校から引きこもりへの道を避けるために、最善を尽くすことは出来るのです。



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参考URL

  • http://www.mhlw.go.jp/kokoro/parent/mental/sos/sos_02.html
  • http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h25honpen/b1_04_02.html