不登校の解決策

不登校の子どもに寄り添うには、覚悟と根気が必要です。しかし一方で、様々な調査、ケースの蓄積によって、巨大な不登校実態の全体図が見渡せつつあります。やはり、不登校解決には周りの方の知識・理解が少なからず必要に。同時に専門家へ頼ることはもはや必須。不登校解決を妨げるものは「甘えだ」「大したことはない」という先入観に他なりません。

不登校の原因を正しく知る難しさ

今広がる「子どもの睡眠障害」を例に

子どもの睡眠

不登校解決には、まず「子どもの正しい状態」を知ることです。しかし、それが想像以上に難しいことを、最新の引きこもり研究は明らかにしています。
例えば、NHK番組「クローズアップ現代」(2015年1月8日放送)では、不登校の一因として「睡眠障害」が大きく注目されている現状を伝えています。不規則な生活リズムや夜更かしの慢性化が「睡眠障害」に繋がり、朝起床できず、結果として不登校に繋がりやすくなると言うのです。
一昔前ならば「甘え・怠け」と切り捨てられていたかもしれない、様々な不登校要因。見た目だけで「甘え・怠け」と判断しないことから、不登校解決の第1歩は始まります。

不登校の予兆をチェックしよう

子どもをよく「見る」ことが大切

不登校の予兆となる行動や変化は意外にも小さなことです。現在お子さんにそうした予兆が見られないか、下の表でチェックしてしましょう。

9つの不登校予兆チェック

  1. 月3日以上の欠席
  2. 食欲の減少・増加
  3. 1人でいることが多い
  4. 保健室へ行くことが多い
  5. 体調不良での遅刻・早退が増える
  6. 友人から仲間はずれにされている・からかわれている
  7. 学習意欲の低下
  8. 特定の教科がある日に欠席がある
  9. 教室以外で過ごすことが増える
  10. (宮城県教育委員会「不登校への対応の在り方について」平成25年より)

このように、不登校の予兆は「小さな異変」です。実は、不登校を防止しうる最も大きな要素は、その子どもに対して「きちんと注目してくれている人物」がいるかどうか、とも言えるではないでしょうか。

不登校解決に必要な事

フィンランドに学ぶ根本的解決の糸口

本を読む子供

不登校の解決策は、年齢や性別によっても異なります。突き詰めれば「1人1人違った手順を通じて解決してゆく」と言えるでしょう。
不登校が社会問題の日本に対して、例えばフィンランドでは、不登校の子どもはほぼ皆無。フィンランドは、学力によって一律に子どもの価値を計るような風潮になく「子どもたち個々が、いかに自分の特性を伸ばし社会で生きてゆくか」というところに教育の要を置いているのです。
不登校の子どもに対しては「1人1人違った手順による解決」を通じて「子どもたち1人1人にかけがえのない価値を発見する」ことが求められているのではないでしょうか。そのために必要なポイントを、最後に下表へまとめておきます。

不登校の根本的解決に必要なポイント

  • 経験豊かで頼れる専門家と共に解決を目指す
  • 解決策の明確なプラン作りと周囲の理解・協力
  • 親御さんは、ご自分が「不登校解決の素人」であることを自覚しましょう。先入観や、確信のない「独自の対策」は多くの場合、状況を悪化させます。