不登校の心理

不登校を単なる「甘え・怠け」と切り捨ててしまうことは望ましくありません。学生時代は、思春期という劇的な心身の変化の時期です。加えて、人間関係や進学や将来への悩みも負わなくてはなりません。
親御さんとお子さんは別々の人間ですから、悩みを100%理解し合えることはあり得ません。しかし「理解し、受け入れる」という姿勢を常に示すことが大切です。

揺れ動く不登校の心

不登校の心は変化する

不登校の子どもは一般に4つの段階を経ると考えられます。ここでは、一般的な不登校児童の経過を確認しましょう。まずは下の図をご覧下さい。

不登校児童の心の4段階 【混乱】

  • 朝起きられなくなる
  • ひとりでいることが多くなる
  • 忘れ物、宿題をしない
  • 攻撃的になる
  • 生活の乱れ

【停滞】

  • 部屋に閉じこもる
  • 昼夜逆転
  • *停滞期を経て徐々に前向きに

【試行】

  • 学習を始める
  • 友人や先生と会う
  • 登校をはじめ、将来への展望や準備をはじめる

【自発】

  • 復帰の時期
  • 友人と会話したり遊んだりする

(佐賀県教育センター)

初期には共感を、停滞期には、ゆとりを持って話をきちんと聞きましょう。なお、この時期に、相談機関や担任、カウンセラーなど第3者と連携するのもベターです。試行期以降は、あせらずに自立を支えましょう。

「不登校のきっかけ」に見る心理

不安・無気力の正体とは

不登校の子供の心を理解するために。ここでは、不登校のきっかけとなった事由について知っておきましょう。

小中高別、不登校のきっかけTOP3

  • 小学校
  • 不安など情緒的混乱
  • 無気力
  • 親子関係
  • 中学校
  • 不安など情緒的混・無気力
  • 友人関係
  • あそび・非行
  • 高校
  • 無気力
  • 不安など情緒的混乱
  • あそび・非行
  • *25年度 内閣府子ども・若者白書(全体版)より

この無気力が慢性的なものなのか、あるいは快方へと向かう途上(停滞期)なのかをしっかり見極める必要があります。無気力は、心の充電という意味合いがある一方で、鬱病や統合失調症の症状としてもあらわれることも。この場合には、早期の適切な治療が必要となります。

不登校解決の近道とは

不登校は「心の問題」ばかりとも言い切れない

不登校解決の近道

不登校児童の心理を正確に知ることは、大変な困難であることは肝に銘じる必要があります。
例えば「行きたくても学校に行けない」のか、あるいは「行かないという選択を自発的に実行しているのか」はきちんと見極める必要が。実際、不登校児童の5%程度は、意識的・意図的に不登校を「実践」しているのです。
また、睡眠相後退症候群(DSPS)や不眠症、慢性疲労症候群など、原因が心の問題ではなく、体や神経、脳の不調ケースも。不登校は「心ばかりが原因でない」ため、複雑なのです。その解決には、常に多角的な視点を持つことが大切です。
よって独断的に素人判断をせずに、カウンセラーなど専門家を間に入れることをおすすめ致します。



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参考URL

  • http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h25honpen/b1_03_01.html
  • http://www.saga-ed.jp/kenkyu/kenkyu_chousa/h16/03hutokou/rikai/main_rikai.html