引きこもりを脱出

引きこもりのきっかけやそれに至る道程は人それぞれ。しかし、引きこもりの方達の意識や状態には多くの共通点が見られることも事実。生活リズムの乱れ、イライラ、不安などもその一例です。従って、引きこもり脱出方法もある程度は共通していると言えるでしょう。もちろん、周囲の方の勉強・理解も不可欠ですが、やはり専門家の手を借りることが最善の方法のようです。

引きこもりが長引くと…

長期引きこもり、2つの危険性

ひきこもり部屋のドア

現在ご自分が引きこもり状態にある、あるいは身内に引きこもりの方を抱えている場合でも、不安になりすぎる必要はありません。しかし現在「大人の引きこもりの貧困が深刻化」という指摘が、支援団体などの現場からあがっていることも事実。引きこもりの方は、学業や就労機会も失われがち。ですから指摘のような可能性は容易に想像できます。
もう1つ、長期引きこもりで心配しなくてはならないのが「精神的な病気」や「発達障害」の可能性です。うつ病、パニック障害、統合失調症、SAD(社会不安障害)などは、放置しても良くなるどころか悪化する可能性も高いと言えます。
引きこもり問題は一歩一歩、しかし着実に解決することが大切。少しずつ、しかし確実に対処することが求められていると言えるでしょう。

引きこもりの実情を知る

引きこもりの方の共通の「不安」とは

下表は「不安要素」(内閣府 若者の意識に関する調査平成22年度)に関するアンケート調査の結果です。ここから、引きこもりの方に共通の「不安意識」を知ることができます。

不安要素
ひきこもり群 親和群 一般群
集団に溶け込めない 52.5% 47.3% 13.2%
生きるのが苦しい 47.5% 63.4% 18.4%
人に会うのが怖い 35.6% 44.3% 6.6%

引きこもりの方(ほとんどを自室で過ごし家から滅多に出ない)、そして、引きこもり親和群の方(比較的引きこもりになりやすい親和群)は、一般の方と比較して「生きづらい様々な要因」を抱えていることがわかります。円滑な社会生活を送るためには、こうした特性を何らかの手段で解決・軽減させなくてはなりません。

引きこもりは脱出できる

しかし専門家の助力が不可欠である

家庭教師

引きこもり解決には、積極的に、なおかつ早期のうちに専門家の力を借りる必要が。なぜなら、引きこもりは、心理学、医療、教育、社会など多岐に渡る問題が複雑に絡み合っているため、往々にしてご家族の手に余る事柄だからです。例えば、専門家でも検査が必要なケースにも関わらず、親御さんがそれを見抜ける可能性は限りなく低いでしょう。

引きこもり相談が可能な一例

  • 精神保健福祉センター
  • 心療内科・精神科
  • NPOや親の会
  • 家庭教師

上表では、具体的に援助を求めることが可能な場の一例を提示しました。相談方法も必ずしも面接(対面)ではなく、電話相談や訪問相談(家に来てくれる)が可能な場合もあります。また、意外に思われるかも知れませんが、家庭教師が有効な場合も。「親御さんには言わないことを年齢の近い家庭教師には話す」「身近に接する先生が子どもの異常に気づきやすい」など意外なメリットも多いのです。