不登校と発達障害について

発達障害は、通常の方と脳の発達が違う状態のこと。これにより、さまざまな社会生活上での不都合やトラブルを経験しやすくなります。なお、詳しくは後述しますが、発達障害はいくつかの障害の総称です。不登校の一因として、近年、この「発達障害」がクローズアップされつつあります。

発達障害とは

学習・行動・対人面で問題が生じる

発達障害とは

発達障害には「広汎性発達障害」と「特定領域に現れる学習障害」の2種類があります。前者では、強すぎるこだわりや、相手の気持ちが理解できないなど社会生活を営む上で障害となる症状が認められます。アスペルガー症候群もその一種です。
後者では、読み書き、計算など特定の領域においてその習得が困難という症状が現れます。
発達障害は、知的・身体的障害とは異なるため、本人のやる気のせいにされるなどして見逃されることも多いため注意が必要です。

発達障害は決して珍しくない

内閣府の発表から

発達障害が認められる子供

通常学級の公立小中在籍の学生のうち、発達障害が認められる子供は6.5%にのぼります。(小学校では7.7%、中学生では4.0%程度)学習障害であるにも関わらず、そうであるとは認められていない子どもも少なくないかもしれません。つまり、学習障害は「程度の差はあれ、決して珍しくない」ということがお分かり頂けるでしょう。
なお、症状別の細かい内訳は「言語障害」が45.7%、「自閉症」15.8%、「学習障害(LD)」13.1%、「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」11.9%、「情緒障害」10.4%。また、これらの子どもおよそ38.6%に対しては、これまで指導や配慮が全くなされていませんでした。(内閣府25年度版 子ども・若者白書より)

改善への道

周りの理解が大きなカギ

発達障害

発達障害は本人の非は全くありません。それにも関わらず「気持ちの問題」といって厳しく躾けるなどする事は、事態をより悪化させます。最悪のケースでは、学習障害が理解されないことで、子どもが心を病んでしまう可能性も充分にあるわけです。
子どもが不登校となった場合には「学習障害の可能性もある」ことを念頭に置いておくことがベターと言えるでしょう。
なお、発達障害は成長と共に、あるいは適切な対処によっての軽減も期待できます。まずは、専門家を訪ね、正しい状態把握から始めましょう。

参考URL

  • http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/hoken/seisin/homepeji.fairu/hikikomorimanual.pdf
  • http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h25honpen/b1_03_01.html
  • http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_develop.html