不登校の子供を生み出す親の特徴について

子供を不登校にしやすい親には、何か共通点が見られるのか。この疑問に対する1つの答えを、提示しています。家庭の雰囲気があまり良くない、子どもとのスレ違いが多いという方は、ご覧下さい。
「比較的裕福な家庭で起こりやすい」「甘やかしすぎが原因」…。子供が不登校になる原因として過去にはこのようなことも言われていました。しかし、いずれも因果関係は証明されていません。この解明には、不登校児童への大々的な周辺調査が必要です。詳細な実態解明は、将来に譲ることとしましょう。

「不登校のきっかけ」に占める「家庭」の割合

小学生ほど「家庭の影響」を受けやすい

不登校のきっかけ

平成18年度発表の「不登校に関する実態調査」の「不登校のきっかけ」の項目によれば、「家族の生活環境の急激な変化」4.3%/9.8%「親との関係」11.3%/14.4%「家族の不和」7.5%/10.1%(前は平成5年度、後は追跡調査の結果)という結果に。つまり不登校の1/4〜1/3は家庭に何らかの原因があると考えられる訳です。
次に、内閣府の「子ども・若者白書」(平成25年度版)の「不登校になったきっかけと考えられる状況」では、「小学生は中高生に比べ、圧倒的に家庭問題をきっかけとした不登校になりやすい」ことが分かっています。

具体的な家庭問題とは

不登校を生み出しやすい親

「子どもを不登校にしてしまいやすい親」の特徴の一例を、調査項目から読み解いていきましょう。

具体的な内容
家族の生活環境の
急激な変化
父母(親)の単身赴任、家族の別居、親の転職や失業など経済的な問題

…このような問題が起こった場合、子どもは家庭に対しての「安心感」を喪失する可能性も考えられます。しかし、やむを得ない事情ですから、真摯に理解して貰う姿勢を子どもに対して一貫させることも大切でしょう。

親との関係 親が怒る、親との会話がほとんどない、親の言葉や態度への反発

…子どもは遅かれ早かれ、親から自立します。その過程でコミュニケーションがうまくいかなることは、むしろ自然。そのように一時的な関係性の変化を「修復不可能で永続的なもの」にしないよう、余裕ある両親の対応が求められます。

家族の不和 両親の不仲、祖父母と両親の不仲

…子どもに対しての親の責任。実はむしろ「子ども以外の身内と良好な関係を築いておくこと」が重要なのかもしれません。そこから子どもは自然と社会性を学び、コミュニケーションの方法を学んでゆくものです。

(「不登校に関する実態調査 平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書」より)

ここから「不登校を生み出しやすい親」のタイプがいくつか導き出されます。
1つめは「コミュニケーションに問題がある親」です。もちろん、いつも家族間の仲が良い、という状態は稀でしょう。「雨降って地固まる」と言われるように、関係性の波がかえって家族間の絆を深めることにつながっているため、決して悪いことではありません。
しかし子どもは、親御さんが思っている以上に「自分の両親が信頼できるのか」ということを見ています。コミュニケーションに大きな問題が生じている場合「親の責任」を放棄していないか「親としての信頼」を失っていないか、を一度見直されることをおすすめします。
2つめは「問題や変化への対応が適切でない親」です。例えば、別居や転職、失業や単身赴任などは、ある意味では仕方のないこと。しかし、子どもに誠心誠意伝え、納得させ、気持ちをフォローするなどが充分に出来ていない可能性があります。これが結果として大人への不信感や、寂しさを募らせる原因にもなります。逆に「誠意ある親の対応」ひとつで、これが不登校原因へとつながることを阻止できる場合も充分に考えられるでしょう。
一般に、子どもは年齢を重ねるごとに社会性を身につけてゆき、交友範囲・人間関係も広がっていきます。言い換えれば「年齢が低いほど家族関係の比重・存在感が大きい」と言えるでしょう。幼い子どもにとっては家庭こそが社会の、そして世界の大部分を占めるのです。そこで起こるトラブルや不和は、ご両親が想像する以上のショックを子どもへ与えている可能性があることを、ぜひ忘れないようにしたいですね。

不登校は親や家庭の責任とは限らない

親御さんはご自分を責めないで下さい

不登校は親や家庭の責任とは限らない

不登校ケースの中には「青天の霹靂」の如く、突然子供が学校に行かなくなることもあります。よって「こういう親になれば子どもが不登校にならない」と言ったマニュアルを提示することは不可能です。
子供が不登校になったら、良い機会だと考えて、ご自分のあり方や子供との接し方、あるいは夫婦関係などを見直してみる事も大切です。しかし、必ずしも家庭が原因ではないことにもご注意を。子供の不登校に「全部自分が悪いのだ…」と罪の意識に苛まれることは良くありません。ケースによっては親のほうが深刻な心の問題に陥ることも。これでは何の意味もありませんし、子供もより一層傷ついてしまいます。

実は家庭教師で有名なトライでは、不登校の生徒さんに対する支援も行っています。今までも経験豊かなプロのカウンセラーが指導にあたることで多くの不登校問題を解決してきています。不登校でお悩みの方は、お問い合わせしてみてはいかがでしょうか。



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参考URL

  • http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2014/08/04/1